2013年にIIOSSのクライアントでもある株式会社FRONTEOの米国の上場を ”Interim CFO” として参加させていただきました。

NASDAQ へ上場? 皆さんも日本企業の米国上場の話をあまり聞いたことがなかったのではないでしょうか。この時のFRONTEO社(当時 株式会社UBIC)の NASDAQ 上場は実に17年ぶりの快挙だったのです。なぜ?

SEC を中心にハードルの高さ、上場コストの高さ等、様々な理由があると思いますが、中国企業の数十社上場と比較しても、日本企業の “超ドメ志向”(ドメスティック志向)であることがわかります。NASDAQ は今やアップル、マイクロソフト、フェイスブック、アマゾン社等の最先端を行く企業が目白押しで、もちろん私の出身母体であるアプライドマテリアルズ社も例外ではありません。

それでも最近では少し新しい流れも出始めました。比較的若い、ユニークなビジョンを持ち、自社の成長をグローバル化と併せて考えているようです。“日本初のグローバル企業”、そんなチャレンジを目指しているようで頼もしい限りです。最近色々な分野で “日本の価値” を世界に広げる試みが見られます。できれば単なる“ 輸出” ではなく、“Global Value Sharing” の域まで進んでほしいと思います。

今、2013年 NASDAQ 上場時の仲間にいれていただき、弁護士さん、会計士さん、NASDAQ 東京事務所の皆さんとセミナーに参加して、“CEO経験談” を語る役割をしています。毎回多くの経営者の皆さんと接するうちに“ ぜひ NASDAQ へ行きたい!!” という会社も現れ始め、数社のお手伝いもしています。

FRONTEO社の守本社長が NASDAQ の上場の日にニューヨーク タイムズスクエアで “アジアで勝つためにアメリカで成功する” と高々に宣言し、ティッカーに当時のUBICのシンボルと社長、副社長や幹部の面々、そして株価が流れた時のエキサイティングな場面は日本企業が進むべき一つの進路を明確に示唆していると感じました。経営者の “あの山に登るのだというビジョン” の持つパワー、そしてトリガーを引く ”Will と勇希“、改めて元気をもらいました。